「the」、「a」などの冠詞の使い分け方は?

「This is a pen」、この英語の例文が、大人になればなるほど「そんなこと絶対日常会話で使わないんだけど…」と、思われる方は非常に多いですし、正直、日本の英語教育の笑いのネタになっていますよね。

ですが、ここには日本語には存在しない冠詞というものの存在があり、英語を使う上で重要となってくる例文でもあるということに気付いている方は少ないです。

そんな、日本語にはない、英語などにはある冠詞の使い分けや意味についてご紹介していきたいと思います。

不定冠詞「a」と「an」の違いは?どんな時につけるの?

「a」と「an」、これは「不定」冠詞ですが、これはどういった時につけるのか、そして、どういった意味を持っているのか、どんな違いがあるのかなどについてここでは触れていきたいと思います。

「a」と「an」は不定冠詞

そもそも、冠詞には定冠詞と不定冠詞があるというのは中学時代(今は小学生でも知っているでしょう)に必ず皆さん習っていることですよね。不定冠詞というのは、特定されない「モノ」に関して使われる冠詞です。

例えば、先述した「pen」に使われる不定冠詞は「a」ですが、なぜ「a pen」なのかというと、どのペンのことを指しているかわからない、もしくは、世界中にあるありとあらゆるペンの全てを指すからです。

こういった特定できないモノに対して使われる冠詞、それが不定冠詞であり、英語では「a」と「an」になります。

しかし、それがどのモノを指しているのかがわかれば、そこから「the」と、定冠詞に変わるということも、頭に入れておかなければなりません。

「a」と「an」の違いは?

英語の不定冠詞には「a」と「an」がありますが、これにはどういった違いがあるかは皆さんもご存知でしょうが、説明させていただきます。

「a」がつく名詞というのは、子音で始まっているもので、例にも出した「pen」、これも子音で始まっていますよね。だから、「a pen」なのです。

しかし、母音で始まる名詞に「a」をつけて発音すると、もしかしたら日本人はそんなに苦労しないかもしれませんが(そういった音がよくあるので)、各単語で切り離して表記する英語の場合、非常にわかりづらい上に、発音しづらくなります。

そこで、母音で始まる名詞の場合には「an」を不定冠詞としてつけることで、発音しやすくも読みやすくもなります。

お子さんに説明したい時にはこんな例題を

大人であれば、ここまで説明したら大体のことがわかるはずですが、お子さんに説明するとなると、次にご紹介する定冠詞との違いにどうしても日本人の場合は疑問を持たずにはいられないはずです。

そこで、お子さんに不定冠詞の説明をしたい時にはこんな例題を使ってみましょう。

卵(特に物にはこだわりませんが、家にあるものがベストです)を2つ用意します。1つは何も書かれてない誰の卵かわからないものです。

それを使って「this is an egg」といいます。そして、もう1つの卵には誰かしらの名前(お子さんの名前でもあなたの名前でも何でも良いです)が書かれています。

「This is the egg of 〇〇(名前)」(通常お子さんの名前を書いたなら「yours」で良いですが、冠詞の説明のためにこう言いましょう)といえば、これは誰かにとって唯一の卵だけどもただの卵であれば不定冠詞が使われるということが何となくお子さんにも納得していただけるはずです。

定冠詞「the」はどんな時につける?不定冠詞との違いは何?

「a」と「an」の違いについては、おそらくわかっていただけたはずですし、お子さんに聞かれた際にも説明できるはずです。

では、次に定冠詞である「the」とはどのように使うのか、そして、不定冠詞とはどんな違いがあるのかを見ていきましょう。

定冠詞は特定の「モノ」を指す時に使う

定冠詞と不定冠詞、漢字からもわかるように、特定されているものとされていないものという意味合いがあります。「a」と「an」は特定されていないもの、「the」は特定されているものですが、どのように使うのかというと、こんな方法があります。

例えば、よくアメリカ人などが使うフレーズ「Whats the matter(それが何だって言うの)?」、これは誰かがあなたに何かしら問題がある点を話している時に、相手を励ます意味でもありますが、この言葉を放ちます。

この際の「the」は、特定の問題、つまり、あなたへの話し手が悩んでいることが「特定」されているので、ここで「the」を使うのです。

絶対に「「Whats a matter」と言い方はしません。それでは全く意味合いが通じなくなっきしまいます。

「the」は発音が入れ替わる?

これも中学時代に学んだ大人が多いでしょう。「the」とは表記されるものの、これが時々「ザ」と読んだり、「ジ」と読んだりと、変わります。

例えば、「the school」、これは「ザ・スクール」ですが、「the apple」、これは「ジ・アップル」と読みます。

ここでも母音と子音の違いによるものですが、「あいうえお」などの母音で始まる言葉が「the」の後に来る場合には「ジ」と発音し、子音で始まるものに関しては「ザ」と発音します。

しかし、アメリカでは、特にこれを意識している方が少ないのか、カリフォルニアに関して言えば面倒さや問題を防ぐためにも「ジ」で統一している所もあります(アメリカ人は効率主義なので、どんどん単語なども短くします(例:Through→Thru)。

絶対に「the」がつく単語がある

絶対にある単語の前には「the」を付けなければいけないという法則があるのは、これも中学時代に習ったことがあるはずなのですが、皆さん忘れているかもしれません。

それは、「同じ」という言葉を意味する「same」、この単語の前には必ず「the」をつけることになります。

ハリウッド映画などを見ていても、その音ははっきりと聞き取れますし、音楽であっても、音では聴き取れなくても、必ず歌詞には「the」と「same」はセットで存在していますので、注目してみてくださいね。

お子さんへの教え方

冠詞をお子さんに教えたいならばこんな方法をとってみてはいかがでしょうか。

不定冠詞

不定冠詞の教え方はバリエーション豊かにできます。

例えば、適当に床におもちゃを転がして、「It’s a doll」、「It’s a block」など様々なものを指さして、その単語の名称を言っていくのです。

ここで重要なのは、母音で始まる単語も取り入れることで、そうすると、「a」と「an」の違いもお子さんは自然と頭の中でキャッチすることができるので、そういった点にもこだわってみましょう。

定冠詞

自分自身のもの(所有物)に対しては、全て定冠詞をつけるというようにすると、わかりやすいのでお子さんの冠詞力もアップします。

例えば、お子さんが好きなカップに対して「It’s the cup which I favorite(これが私の好きなカップ)」などと、小さい子には難易度が高いかもしれませんが、そういったフレーズを使えば、自然と「the」が出てきます。

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